REJIの研究 RESEARCH
株式会社REJIの代表、イブリン・テオ・イー・ピンは、免疫学の研究者として世界の感染症に挑んできました。彼女の研究は、感染症の治療法・ワクチン開発の鍵となる「抗体」のメカニズム解明に及び、その成果は米国の医学専門誌 Science Translational Medicine に掲載されました。
その中で発表されたのが、ヒト抗体「HM14c10」によるデングウイルスの中和メカニズムに関する構造研究です。この研究は、ウイルスの細胞付着・融合を阻害する抗体の働きを明らかにし、今も多くの感染症研究者に影響を与え続けています。
論文タイトル:
Structural basis of a dengue virus serotype 1 neutralizing antibody targeting a cross-reactive epitope on the envelope protein
論文を読む(Science Translational Medicine)

この研究に基づく成果は、デングウイルス血清型1に特異的に作用するヒトモノクローナル抗体と、その治療・予防への応用に関する発明として、米国特許 US10294293B2(Google Patents)に登録されています。
本特許技術は、感染症治療・ワクチン開発・診断法の設計など、免疫学・ウイルス学を中心とした幅広い分野で応用が進められています。
スキンケア製品の開発においては、たんぱく質工学の知見を背景に、原料選定や処方設計の段階から「生体適合性」や「肌への親和性」に配慮した開発を行っています。
免疫学の研究経験に裏付けられた科学的視点が、肌本来の力に寄り添う開発思想につながっています。
株式会社REJIでは、このような科学的アプローチを応用しながらスキンケア成分としての可能性を引き出し、肌の健康に寄与する製品づくりに取り組んでいます。現在、大学や研究機関との連携を積極的に模索しています。

研究用試薬ラインアップ
株式会社REJIのたんぱく質研究は、スキンケアの枠を超えて。
株式会社REJIでは、たんぱく質科学に基づいたスキンケア製品を展開する一方で、医療・生物学・免疫学などの分野に向けた研究用試薬の開発・提供も行っています。
主な研究用試薬例(※一部)
・モノクローナル抗体
・バクテリオファージ由来たんぱく質
・クローン由来アテロコラーゲン
・細胞外マトリックス成分(コネキシンなど)
※現在、製品は準備中または受注生産ベースでの提供となっております。
ご希望の研究用途・目的・ロット数等により、別途ご相談ください。
提供対象分野(例)
・分子生物学・細胞生物学
・皮膚科学・免疫学
・組織再生・細胞培養研究
・天然物由来医薬品の探索
・微生物・ファージ研究 など
品質へのこだわり QUALITY
肌と向き合う、科学と誠実さのスキンケア。
株式会社REJIは、「肌に届くものだからこそ、信頼できる品質であること」をすべての製品開発の基盤としています。
スキンケアブランドATELOシリーズにおいても、研究に裏打ちされた成分設計と、丁寧な製造プロセスにこだわり、ひとつひとつの製品に想いを込めています。

製造体制について
製造は、化粧品OEMにおける高い専門性と豊富な実績を持つ国内製造パートナーと連携し、厳格な管理のもとで行われています。
製品ごとに適した処方と技術を活かしながら、私たちの研究成果をかたちにしています。
製造環境と安全性
製造パートナーの工場では、化粧品GMP(Good Manufacturing Practice)に準拠した品質管理体制を確立。
衛生環境の維持、原料や製品の管理、製造ロットごとの検査など、安心・安全な製品づくりのための取り組みが徹底されています。
製品開発の流れ
製品コンセプトの設計や使用する成分の選定は株式会社REJIの社内で行い、製造パートナーと綿密に連携しながら製品化しています。
研究と製造、それぞれの専門性をかけ合わせることで、品質と実用性の両立を目指しています。